おすすめします!もやしが主役の鍋料理
2016/11/07
鍋の主役と聞いて思い浮かぶのは、魚介や肉類など。野菜類は「ざく」と呼ばれて脇役になりがちです。そんな野菜の中でも、かなり控え目な存在である「もやし」が、最近は栄養面で見直されています。今シーズンは「もやし」を鍋料理の主役にしてみませんか。
もやしは、注目される「発芽野菜」の代表格
「もやし」の語源は「萌やす」で、発芽させるという意味です。おもに穀類、豆類の種子を人為的に発芽させた新芽を指します。もやしは、化学肥料や農薬を使用せず、新鮮な水だけを与えて育てるため衛生的で安全な野菜です。
現在「もやし」と呼ばれているのは、緑豆やブラックマッペ(あずきの一種)、大豆が発芽した野菜のことです。日本では、やや太めでくせのない「緑豆もやし」が最も一般的で、「豆もやし」と呼ばれるのは大豆から発芽したものです。
もやしは栄養価に優れているってホント?
種子が発芽・成長するときには、新陳代謝によって、それまで含まれていなかった新しい栄養素が生成されます。もやしに含まれる栄養成分は、カルシウム、カリウム、葉酸、ビタミンB1・B2、食物繊維、ビタミンC、アスパラギン酸など。もやしは、100gあたり14Kcal(緑豆もやしの場合)と低カロリーで、しかも健康に役立つ様々な栄養素を含んでいる、ヘルシーな食品。しかもおサイフにやさしい点もうれしいですね。
もやしのひげ根を取る派 vs. 取らない派
みなさんは、もやしを調理するときにひげ根を取っていますか? プロの料理人たちは必ず「ひげ根を取った方がおいしい」と言います。実際、手間はかかりますが、同じ料理でもひげ根を取ると味わいも食感も格段に良くなります。鍋料理で大量に使うときには、ひげ根の「あり」「なし」で味を比べてみてはいかがでしょう。
もやしを選ぶときには、白くて張りがあり、ひげ根が黒ずんでないものを。ひげ根には栄養が多く含まれるので、もやしが新鮮な場合は、そのままどうぞ。
今夜の鍋料理は、もやしを主役に!
参考
掲載日 2016/11/07